背が伸びるはドラマだ
たった1度で巻き肩改善&バストアップ「超能力のようなエクササイズ」
はいどうも。
麗ダイエットの中の人です。
今までは、この手のものはツイッターのみで公開していました。
でも今回は、長くなったのと「今までで一番自信がある」のと、長くなったのと、長くなったので、ブログにしました。
もちろん、いつも通り僕のオリジナルです。
先日、姿勢がクソほど悪い母親にやってもらったところ、たった1回で…
背筋ビッシィィィイイイ!
母親は大の運動嫌いで、いつも運動しろとかエクササイズやれとか、僕はヤイヤイ言っています。
でも、気に入らないことを言われると、子供みたいに無視します。
しかーし!(°▽°)
このままほうっておくと、「急に片腕が上がらなくなったりしそう」なほど、体が歪んでいます。
見兼ねた僕は、「腕上がらんようになるで??」と、ビビらせてやらせました。
結果、「今日は朝から寒かったんやけど、体ポカポカする。」そう言う母親の立ち姿は、別人です。
身長高くなってるし笑
その後も、丸かった背中は平らになり、調子も良さそうです。
まぁ、前置きは長くなりましたが、これはすごいです。
いわゆる巻き肩や猫背を改善して、同時にバストトップの位置も上げます。
1度やるだけで全然違います。
情報商材とか有料ノートにしたら、それなりに稼げそうでした笑
さて、もちろん無料ですが、今回は手順は複雑ではないので、イラストなしで説明していきます。
※インスタのフォロワーさんの要望もあり、エクササイズの内容を一部変更し、説明の部分やその他の部分も大幅に加筆訂正して、最新記事とさせていただきました。
ちなみに、この記事は、次回の記事の一部分です。
奇人の僕が提唱する
夏のボディメイク「バストアップ新理論」
近日中には出ると思いますので、合わせて読んでみて下さい。
本来はこの記事の中に入るハズだったので、この記事は…
付録です笑
ファッション誌の付録のポーチとかトートバッグ的なポジションです笑
麗ダイエットの中の人の
たった1度で巻き肩改善&バストアップ「超能力のようなエクササイズ」
まず始めに、重要な注意事項があります。
【注意事項】
下着は必ず着用して下さい。
スポーツ用のインナーでも構いませんが、サポート力が高く、胸が動かないものを選んで下さい。
全ての動作は、必ずゆっくりと行って下さい。
日頃運動不足の方は、入浴後、体が温まっている状態で行って下さい。
以上を守らないと、クーパー靭帯が伸びたり断裂して、胸が垂れてしまうことがあります。
また、いつものことですが、こちらでは責任を負いかねますので、痛みを感じる方は絶対に行わないで下さい。
※いかなる場合も、この記事の転載・引用・一部引用の全てを禁じます。
エクササイズその①
まず、直立します。
上から両手を見たときに、右腕を時計回り、左腕を反時計回りに、これ以上は動かないというところまで回転させて下さい。
もっと優しく説明すると、直立した状態で、両手の手のひらを一度、正面に向けます。
そこからさらに、できるだけ体の外側に手のひらを向けて立つということです。
そして、両手の手の甲が、体の側面にしっかりと付く方は付けて下さい。
そうすると、両肩が開くと思います。
この「両肩が開いた状態」を維持したまま、背泳ぎのように後ろへ向かって、肩を交互にグルグルと回しましょう。
【ポイント】
動かす方の手が視界に入っている間は、「小指はできるだけ上に向ける」ことを意識して下さい。
肩は左右に動いて構いませんので、できるだけ肩を大きく回しましょう。
左右を1回として、ゆっくりと10〜20回行います。
次は、左腕はリラックスさせて、先ほどのように、右腕のみ肩を開きます。
そして、右手の手の甲を体の側面にぴったりとくっつけます。
そのまま、顔は右へ向け、上半身を右側へ倒します。
右腕は伸ばしたままで力は抜き、体を右側へ倒すことで、手の位置を少し下げましょう。
右手の手の甲を右脚の膝小僧の横に、しっかりとくっつけて下さい。
そのとき、膝はわずかに曲げて、全身の力は抜いて下さい。
また、右腕の肘の内側をできるだけ外側(右側)に向けて、肩を開きましょう。
この状態で、左手で右肩をよく揉みほぐします。
いわゆる巻き肩や猫背の方は、痛いと思います。
肩はしっかりと開き、特に肩の前面と、胸と肩の境目、鎖骨の下を広範囲によく揉んで下さい。
デコルテも、痛いと感じる部分はよく揉んでおきましょう。
左手の手のひらで、肩の前面を後ろへ押しながら、全体的に揉むのもオススメです。
左側も同様に行って下さい。
エクササイズ②&bsp;
ベッドに腰掛けます。
両腕を伸ばし、体の後ろに手をつきます。
いわゆる、「後ろ手に手をついた状態」で、両腕で体を支えます。
両手の間隔は、肩幅のおおよそ1.5倍にして下さい。
このとき、指先は正面に向けて下さい。
そこから、両肩のみを上に上げましょう。
後ろへ体重をかけ、両腕で体を支え、ゆっくりと肩を上に上げて下さい。
首をすくめるような体勢ですね。
そして、ゆっくりと肩を下げましょう。
この「肩を上げ下げする動作」を10回行なって下さい。
次に、後ろに手をついたまま、肩甲骨をグッと引き寄せましょう。
そして、ゆっくりと戻します。
これも、10回行なって下さい。
今度は、後ろに手をついたまま、指先を体の外側へ向けます。
肩が少し開きますね。
先ほどと同じく、ゆっくりと肩を10回上げ下げして下さい。
そして、肩甲骨を寄せては戻す動作も、10回行いましょう。
次は、座ったままで、胸の前で手を合わせます。
胸の前で、合掌をするわけですね。
「ありきたりなバストアップのポーズ」ですが、合わせた手と手を胸の前で押し合い、同時に胸にも力を入れましょう。
10秒程度で大丈夫です。
次に、両手は合わせたままで、両手の力を抜き、両手を前に出して、両腕を伸ばします。
前にならえの状態から、両手を合わせた体勢です。
そのまま、さらに両腕を前にグッと突き出し、背中と腰を丸めましょう。
背中が伸びると思います。
両腕をグイグイと前に出して、背中を伸ばし、背中をよくストレッチしましょう。
そして、両腕を下ろし、丸めた背中を戻して下さい。
ベッドに腰掛けたままで、背筋を伸ばして座りましょう。
次は、ベッドに腰掛けたままで、右手で左肩に触れて下さい。
右肘が、体の真ん中に来るように調整しましょう。
そのまま、右肘の先端が、体の正中線から左右にブレないように、右肘を上下に動かして下さい。
※正中線は、体の中心の線で、眉間と鼻とおヘソを結んだ直線です。
右肘の先端が、体の中心の線を通り、弧を描くように、右腕を上下に動かして下さい。
上下で1回として、ゆっくりと10回行ないましょう。
左右を入れ替えて、左側も10回行ないます。
今度は、胸の前で腕を交差させて、右手で左肩、左手で右肩に触れましょう。
自分を抱きしめるような体勢ですね。
どちらの腕が上でも構いません。
その状態から、今度は両手を肩から離して両腕を広げ、肩甲骨を引き寄せながら、両手を体の後ろへ持って行きましょう。
両手の指先がベッドに触れるぐらいまで両手を下げて、肩甲骨を寄せながら、胸を反らします。
そこから再び、自分の両肩に触れ、自分を抱きしめるような体勢になります。
このとき、先ほど上にきていた腕は、下に持って行きましょう。
腕の上下を入れ替えながら、ゆっくりと10回行なって下さい。
【ポイント】
ここでもう一度、エクササイズ①を行います。
もう一度、立った状態で肩を開き、グルグルと交互に肩を回して下さい。
そのあと、先ほどと同じように、片方ずつ肩をしっかりと開いた状態で脱力し、肩の前面や鎖骨の下、胸と肩の境目をよく揉んで下さい。
最後に、直立した状態から、両手を頭の上に挙げます。
立って、バンザイをした体勢ですね。
そして、お腹を凹ませながら、頭の上で合掌して、合わせた両手を上に上げ、グーッと上に伸び上がりましょう。
上から引っ張られているようなイメージで行います。
そこからさらに、合わせた両手を離し、Yの字になるようにバンザイして、胸を後ろに反らせながら、首を真後ろに倒し、真上を向きましょう。
首の力を抜き、真上を向いて、しっかりと胸を反らします。
正面を向いて、反らした胸を戻し、両腕をゆっくりと下げます。
以上で、エクササイズは終わりです。
お腹を凹ませるように力を入れて、真っ直ぐに立ってみて下さい。
バストトップの位置は上がり、いわゆる巻き肩のせいで今まで近くに見えていた肩が、後ろにあると思います。
あまりの肩の位置の違いに、驚く方もいらっしゃるかと思います。
ここで、各エクササイズで、一体何を行なったのかを説明します。
①のエクササイズでは、肩関節の内旋(内側へねじれたままの状態)を改善し、大胸筋を伸ばし、同時に大胸筋や小胸筋をマッサージして、バストアップを行いました。
②のエクササイズでは、僧帽筋を刺激したあと、外側に離れてしまった肩甲骨の位置を内側にしました。
また、棘下筋と小円筋を刺激しました。
なぜこのようなことを行なったかを説明する前に、いわゆる猫背と巻き肩はどういうものなのかを説明します。
まず、猫背ですが、簡単に言うと背骨が丸く曲がっている状態です。
正式には、脊柱後弯症という名称で、漢字を見ていただくと、「単に背骨が湾曲しているだけの問題」だということが、分かってもらえるかと思います。
次に、巻き肩です。
実は、コイツはクセ者で、呼び名がおかしいです。
一般的に巻き肩と呼ばれるものには、2つの要素があります。
1つ目は、肩関節の内旋(内側へのねじれ)です。
具体的には、両手をお腹にあてたときのように、肩関節が体の中心部に向かって旋回している状態です。
また、①のエクササイズの腕の動作で、「肩を開く」というものがありましたが、あれは外旋という動作なので、その逆の動作のことを内旋といいます。
2つ目の要素は、肩甲骨同士が離れた状態です。
具体的には、「肩甲骨を寄せる動作の逆」です。
一度、肩甲骨を寄せてみてから、今度は背中を丸めてみて下さい。
その背中を丸めた状態が、肩甲骨同士が離れている状態です。
巻き肩は、この2種類の要素のどちらかがあてはまれば、巻き肩と呼ばれます。
もちろん、両方があてはまるケースもありますが、問題は、肩甲骨が離れている状態のみでも、巻き肩と呼ばれてしまうことです。
肩甲骨が離れると、肩関節は前に出ます。
しかし、「肩関節が内旋していないケースがある」ばかりでなく、仮に肩関節が外旋していても、巻き肩と呼ばれることがあります。
このようなケースでは、アプローチの方法はもちろん変わります。
このような方がエクササイズを行う場合は、肩甲骨は同じようにくっつけて、肩関節は外旋ではなく、内旋させるようにして下さい。
また、逆に肩甲骨同士の距離は正常で、肩関節は内旋しているケースがあります。
これは、一見すると姿勢が良く見えてしまうので、ご自身では気付かない方もいらっしゃるかもしれません。
肩関節の内旋・外旋の判断方法は、直立して体の力を抜いたとき、手の甲が正面を向く方は内旋、手のひらが正面を向く方は外旋です。
また、正常な肩の位置は、真横から見たときに、肩の骨が耳の真下にあります。
このいわゆる巻き肩の2つの要素に共通する部分は、「肩関節が前に出ている」ということです。
しかし、普段から背中を反らせて胸を張る立ち姿の方は、肩甲骨同士の距離は近く、一見すると姿勢は良く見えます。
でも、肩の位置は前方へ突出しています。
どのような要素であっても、肩が前へ出ている状態のことを正しくは、「上腕骨頭の前方偏位」といいます。
こうやって漢字にする方が、もしかすると、イメージしやすいかもしれません。
さて、なぜあのようなエクササイズを行なったかが、おおよそは理解いただけたかと思います。
とても簡単に言ってしまうと、いわゆる姿勢の悪さは、背中を反らして胸を張るだけでは、全く改善しません。
そして、いわゆる巻き肩や猫背は、広背筋を鍛えても、全く改善しません。
肩が内旋している場合は、肩を外旋させたあと、大胸筋や小胸筋をゆるめる必要があります。
肩甲骨同士が離れている方は、肩甲骨を動かしてあげる必要があります。
同時に、僧帽筋や棘下筋、小円筋なども適度に鍛える必要があります。
僕は今回の記事を書き上げたあと、ネットで、「巻き肩の治し方」などで検索をしました。
上位に表示されたものを見て、僕が思ったことは、「惜しいなぁ…」です。
正直、やるべきことが足りていないし、手順も複雑だなと思いました。
もちろん、YouTubeの巻き肩や猫背を改善するという動画も、いくつか観てみました。
中でも酷かったのは、「男性は、自分から見えている体の前ばかりを鍛えたがるけど、大胸筋は普段使っているから鍛えなくていいです。背筋を鍛えましょう。」と言っていたものです。
これは、メチャクチャです。
まず、体の前ばかりなんて、鍛えないです。
全身を満遍なく鍛えないと意味がないことぐらい、みんなわかっています。
むしろ、男性には、背筋を鍛えたい人は多いです。
そして、背筋と言われると、広背筋をイメージさせてしまいます。
広背筋は、筋トレをやっている男性なら、当たり前に鍛えていて、むしろ、姿勢を良くすることを考えると、バランスとしては鍛え過ぎなぐらいです。
姿勢を良くするために大切なのは、「僧帽筋やローテーターカフも鍛えてやること」なので、これらを鍛えるときの動きから考えても、「背筋だけではなく、背中全体、肩も鍛えましょうね」と言ってあげた方が、良心的なのになと思いました。
何より驚いたことは、このYouTubeの動画も、「セルフマッサージについて触れない」し、検索してもヒットしない」ことです。
わざとじゃないかと思ったぐらいです。
また、僕のように、肩を外旋した状態で脱力させて、大胸筋や小胸筋、その他、肩についている筋肉をマッサージでゆるめているものはありませんでした。
小胸筋のマッサージについては、右側の小胸筋を左手で押さえた状態で前傾姿勢になり、体の力を抜いて右腕を回し動かすことでマッサージするものばかりがヒットしました。
女性の場合は、デコルテのセルフマッサージなどで、このあたりは触っている方も多いです。
肩を外旋させることで、いつもは触っていない部分が表に出てきて、より内側がほぐれやすくなります。
でも、そんな簡単なことに誰も気付かない。
誰かがやり始めたら、それを一斉にパクる。
誰かが作ったイラストも、無断で使い回す。
それが、ネットの上位検索に出て来る整体師や関連のまとめブログを書いている人達のクオリティーです。
もちろん、知識のある方もいます。
僕よりもはるかに優秀な方も、星の数ほどいます。
でも、ネットでは、難しいことを難しい言葉のまま、説明している方ばかりが目立つ気がします。
また、あやふやでいい加減なことをあやふやでいい加減なまま、説明する人も目立ちます。
僕は、難しいことをわかりやすく説明するのが、プロのあるべき姿なんじゃないかなと思っています。
本日も、最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
この記事は、10時間かけて書いた記事が消えても、「自分を試されている」と思ってくじけない、【麗ダイエット】の中の人が執筆しております。
フォロワーの皆さん、いつもありがとうございます。
さて、ツイッターのフォロワーの皆さんへ。
いつもありがとうございます。
もう、本当に嬉しいです。
記事の下書きが消えたとき、血の気が引きました。
「もう、書くのやめたろかな」と思いました。
5秒ぐらい笑
でも、皆さんがファボってくれたし、励ましのリプもくれたし、「これはやるしかないな」と思いました。
本当に嬉しかったです。
おかげさまで、消えた記事も、ほぼ復元できました。
次回の記事は、かなりのボリュームですが、バストアップはもちろん、ダイエットやボディメイクの根幹にも触れています。
また、ダイエットで筋トレをするときの錯覚というか、「長い目で見たらそうかもしれないけど、3月ぐらいの単位で見たら全然違うんだよ」みたいな話も含まれているので、楽しんでいただけるかと思います。
まぁ、間に今回の記事を挟みましたが、ボリュームがあまりにも膨大になったことと、「これ単体で誰かの役に立つなぁ…」って思ったので分けました。
いやもう、とりあえず、皆さんありがとうございます。
早く、記事を出してしまって、通常運行に戻りたいです。
TLも、もう長いこと見てないし、リプも返せてないし、気持ちばっかりが焦ってますよ。
でも、たぶんコレが僕のやるべきことで、これが僕のやりたいことなので、頑張ります。
「記事書き上がったら、ファボりまくるでー!」
80ファボぐらいで消えるけど笑
なんなのこのツイッターのファボの制限は笑
僕、そんな数で足りるほど、フォロワーさん少なくないし笑
でも、つくづく、ツイッターはSNSで、コミュニケーションがメインなんだなって感じました。
次の記事が書き上がって、モーメントが出せるまで、しばらくは「病欠の子」って思っておいて下さい笑
今までにいただいたリプ、通知が残っているハズなので、遅くなっても必ず返します。
フォロワーの皆さん、いつもありがとうございます。
皆さんに、必ず素敵な夏を届けます。
お互い頑張りましょう。
ではまた!٩( 'ω' )و
背が伸びるが大好き!
地元・川西(多田神社)で開催された『えんとつ町のプペル 光る絵本展i川西』が終わった。開催期間は2週間。田舎町の、さらには駅から徒歩15分という、とてもアクセスが良いとはいえない場所に、実に15158人ものお客様が足を運んでくださった。入場制限がかかり、長蛇の列は140分待ちとなった。
川西では、あまり見かけない光景だ。この騒ぎを仕掛けたのは、吉本興業でも、幻冬舎でも、イベントでもない。主婦やサラリーマンや学生さん…一般の方々だ。
先日、豊洲のBBQ会場で開催された『革命のファンファーレ 1万部プロジェクト』しかり、最近ではこの形もチョコチョコ見られるようになってきたが、5年前、「著作権をフリーにして、個展を運営する権利も一般に解放する」とスタッフに話した時に、反対の声がたくさん上がった。「絵を紛失したらどうする?」「素人さんが運営する個展のクオリティが低くて、来場者にガッカリされて、西野の信用が落ちたらどうする?」といった反対の声。
スタッフの言い分はごもっともだけど、だけどもう、「作り手」と「お客さん」で線を引く時代でもないと思った。
そして、なんとなく、大手メディアが舵をとるのではなく、大きな大きな渦の中心にいるのが『主婦』という構図は、なんだか物語があって面白そうだと思った。子育てが一段落ついてから始まる青春があってもいいじゃないか。
主催者には勝手にグッズを作ってもらって構わない。売り上げは1円もいただかない。こうなってくると、吉本興業側が「そんなことをアリにしてしまうと、ウチの売り上げが減ってしまうじゃないか」と考えるのは当然の話なので、「そんなことはありません。著作権をフリーにして、『えんとつ町のプペル』の作り手を増やした方が吉本興業に入るお金は大きくなります」と説得した。
そんなこんなで、(まだ『えんとつ町のプペル』が生まれる前の)2013年から、僕の絵本のキャラクターの著作権をフリーにして、僕らは、僕の絵本原画展の運営の権利を一般に解放した。
吉本興業には筋道を立てて、フリー戦略を説明したが、理論通りに進まないことなんて日常茶飯事。大きな大きな賭けだった。
今となっては、5年前のあの時に、全員クリエイター&全員オーディエンスの方にシフトチェンジして良かったと心から思える。これまで『えんとつ町のプペル光る絵本展』は100万人近く動員しているが、そのほとんどが、一般の主催者さんによるものだ。
特別な技術がなくても、大きな発信力がなくても、やれるじゃないか。
僕の個展や『えんとつ町のプペル 光る絵本展』を運営してくれたスタッフは数千人にのぼる。皆、普段は会社に勤めたり、子育てに奔走している人ばかりだ。
僕は彼らのことを心から尊敬する。やれるところを見せてくれるその姿に、嫉妬さえ覚える。
彼らはまだまだ下手くそだ。演出のツメがあまい。美術が自己満足すぎる。音楽を差し込むタイミングとボリュームに配慮がない。だけど、それがどうした?普段、近しいスタッフやオンラインサロンのメンバーには口酸っぱく説教しているんだけれど、だけどそんなものは、この先、経験が教えてくれる。そんなことよりも、プロを名乗る僕らが絶対に忘れちゃいけない熱狂を彼らは持っていて、そっちの方がよっぽど大切だ。
彼らが作るハンドメイドな空間を見るたびに、いつも背筋が伸びる。これからも一緒に作らせていただきたいと思う。そして、時々、彼らが束になって逆立ちしても、到底、作ることができない作品を作って、彼らを感動させたい。
『えんとつ町のプペル光る絵本展』を開催してくださっている全国のスタッフの皆様。いつも本当にありがとうございます。
皆さんの物語を映画『えんとつ町のプペル』に落とし込みました。今、命懸けで作っています。2年後、劇場で待ち合わせましょう。
【サイン本】『えんとつ町のプペル』(サイン入り)はコチラ